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暗号資産(仮想通貨)ってどんな世界?ネット上にある“もう一つの街”【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.34
「NFT」って今話題になってるよね。
「なんか高そうなデジタルの絵とか、ネットで売買されてるやつ」
たしかにそれも正解。でも、NFTって本当はもっとすごいことができるかもしれないんだ。
たとえば、君がどんな友達を大切にして、どんな努力をしてきたか、そんな「数字じゃ説明できない人生の記録」が、改ざんできない“証明書つきのデータ”として残せる未来が、もしかしたらすぐそこまで来てるかもしれない。
ちょっとだけ未来の話になるけど、今日は「教育の現場でNFTが使われるとしたら?」っていう、そんな自由な妄想に付き合ってくれないかな?
NFTは、「Non-Fungible Token(ノン・ファンジブル・トークン)」っていう言葉の略。
意味はざっくり言うと、「ネット上にあるのに、コピーできない“本物の証明書つき”のデータ」のこと。
学校の賞状って、コピー機で何枚でもつくれるよね?
でも本物は、校長先生のハンコが押してあって、学校が発行したものだけ。
NFTは、その「本物の証明書」がネットの中にあるージ。
しかもブロックチェーンって技術のおかげで、その証明は誰にも書き換えられない。コピーもできない。君だけの唯一無二で、紙みたいに無くなったり破れたりすることもない証明書なんだ。
これが、今までのデータとの大きな違い。
一番有名なのは、デジタルアートの売買。
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NFTは、ゲームやアイドルグッズの世界でも少しずつ広がってるね。
君がこれまでに積み上げてきた経験や、
人との関わり方、思ったこと、考えたこと——
そんな“目に見えない価値”って、テストの点数じゃなかなか伝わらないよね。
NFTがすごいのは、それをデータとして残して証明する道具になれるかもしれないってところ。
「通知表には書ききれない生徒の良さ」を、誰かに伝えられるツールになる。そんな未来、ちょっとワクワクしない?
NFTが教育現場に。学校の先生としての妄想に過ぎないけど、僕は考えただけでワクワクする。でももちろん、実際にNFTを教育現場に持ち込むのにはさまざまな課題がある。
使用用途やリスクの管理、生徒や保護者への説明や同意などを含めると、実現したとしても数十年先の未来になるんじゃないかと思ってる。「使い方」次第でプラスにもマイナスにもなるってことを忘れてはいけないね。
学校の先生としての思いを少し話させてほしい。
中学校教育3年間の先に、現行の形の高校入試がある以上、生徒に評価をつけたり成績をつけることが、学校の先生たちの大きな仕事の一つ。でも評価をする上で大切なのは、生徒に〇や✖をつけることではなく、
「今の君をよりよく伸ばすために、自己肯定感を高めることに配慮しながら、公正で公平な評価する」ことやと思ってる。
成績、偏差値、順位
でも今は、数字でしか評価しにくい場面が多い。
でも君の中にある「優しさ」とか「努力の積み重ね」とかって、数字じゃないよね。
NFTって道具をうまく使えば、
そういう“人生の経験値”が、誰にも書き換えられない証拠として残せるかもしれない。
しかも、未来の誰かに「この子って、こんな素敵な子なんです」って伝えられるかもしれない。
今はまだ、絵とかゲームに使われることが多いNFT。
でも本当は、もっとすごい使い方があるかもしれん。
君が積み上げてきたもの、君らしさ、人との関わり。
それを“本物の証明書”つきで記録できる。
そんな未来が来たら、ちょっと楽しみ。
だからNFTって、「君という人間の価値を未来に届ける道具」になるかもしれないんだ。そんな日が来るのを待ちたいし、できることなら、このブログを通してそんな日を届けることができる先生になれたらいいな。今日は妄想に付き合ってくれてありがとう。(今日は「お金」というより、「科学技術」や「教育」の話になってしまったね…)