※この記事は特定の投資商品の購入を促したり、特定の投資方法の効果を保証するものではありません。投資は自己判断で行いましょう。
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【9つの選択肢】初心者必見!投資商品の種類と特徴をわかりやすく解説【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.15
投資を勉強し始めたみんなが一度は出会うであろう「長期分散投資」という言葉。
これは「リスクを分散させつつ、長い時間をかけて資産を大きくしていこう」という投資手法の一つ。今流行りのこの投資手法を行おうとしたとき、「じゃあ結局どんな時に何を買うのがいいの?」とか、「この資産は私のポートフォリオの中で、どんな役割があるの?」とか感じることないかな?僕もそうだったし、今でも迷うことがある。
そんな投資中級者のみんなに読んでほしい記事です。
街づくりって、さまざまな機関や人材がバランスよく揃ってこそ成り立っている。
長期分散投資のポートフォリオを一つの街ととらえたときに、主な資産9つは、それぞれどんな役割を担っているだろうか?
ここでは、「現金預金」「株式」「投資信託」「債権」「金(ゴールド)」「不動産」「先物」「FX」「仮想通貨」を「街にある施設や役割」に例えて、それぞれの存在意義や役割を分かりやすく整理してみるよ。
やや大雑把な説明になるところもあるけど、みんなにとってイメージしやすくなることを優先して書いてみたよ。
いつでも使える、まだまだ生活に欠かせない緊急対応の要。街が火事になっても、断水しても、ここが機能していればとりあえず命は守られる。ただしそれは日本のように、政治が安定していたり、国としての信用があることが大前提だ。
→利回りは低くても、手元資金・生活防衛資金として、特に日本では重宝されている。
リスクはあるけど、街の経済を発展させるエンジン。成長すれば住民が豊かになり、雇用が増える。
→長期的にはリターンが大きく、資産形成の中心的存在になり得る。
少ない資金でいろんな事業に関わる街の共同体。街のみんなちょっとずつ資金を集めて、商店街を運営しているようなイメージ。
→プロが管理してくれて安心感もあるし、いきなり一人で大きな失敗を背負い込むことも少ない(分散効果が大きい)。
短期間で街に大きな利益を生み出すわけではないけど、街に必要な安定インフラ。国や企業が資金を借りて、あとで利子をつけて返す。
→安全性が高く、リスクヘッジとして機能。
人が住み続ける暮らしの土台。手入れが必要だったり、空き家や地震のリスクはあるけど、経営者になれば安定した家賃収入を見込める。
→インフレにも強く、実物資産としての安心感がある。
未来のリスク(価格変動)を予測・ヘッジする保険機能。農作物・エネルギー・資源の価格が変わっても街の供給は安定。
→ただし予報が外れたときのリスクが大きいため、長期分散投資の中ではあくまで“補助的な役割”。
政治や経済が不安定になっても、価値がゼロにならない金庫資産。
→配当はないけど、有事の避難先・インフレヘッジとして必要。通貨が信用されなくなっても、これだけは残る。いざというときの助けになるかも。
通貨を交換して他国とやり取りする国際窓口。
→円だけじゃ回らないときに、外貨を使って取引できる。長期では為替リスクの分散に使えるけど、短期投機には注意。
まだ発展途中だけど、テクノロジーで新しいルールを作ろうとする実験区。銀行や政府に依存せず、人と人が直接つながるしくみが発展中。
→ハイリスクだけど、未来への投資・成長期待枠として持っておくとワクワクするかも。
投資の世界はいつ何があるか分からない。だからその都度ミスなく対応しようとするのはなかなか難しい。
でも、あらかじめいろんな機能を備えた街(ポートフォリオ)なら、どんな天災に見舞われても崩壊しにくい。それが「長期×分散」の本質だね。
投資に挑戦中のあなたへ。長期分散投資を目的としたポートフォリオづくりのヒントになればうれしいな。