大学卒業後に知っておくべき!賃貸退去時の原状回復費用を節約する4つのコツ【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.20

【この記事のポイント】

原状回復費用を節約するための事前準備
賃貸契約書を見直して、退去時にかかる費用を事前にチェックする方法。

自分でできる修理や掃除のポイント
小さな傷や汚れを自分で修復することで、業者に依頼する費用を減らす方法。

退去時の立ち会いで気をつけるべきこと
立ち会い時にしっかり確認して、費用がかかる前に問題点を指摘するコツ。

ちゃい先生
ちゃい先生

大学を卒業して、一人暮らしを終えて賃貸を退去しようとしたとき、気になるのが『原状回復費用』。でも、実はちょっとしたコツでその費用を節約できる方法があるんだよね。この記事では、賃貸退去時に覚えておくべき4つのポイントを紹介するから、これを読んで、退去時に損しないようにしよう!

※ちゃい先生もまさに今、人生3回目の引っ越しに挑戦中💪

退去に向けた手続きを進めるAさん
退去に向けた手続きを進めるAさん

契約書?入居したときにもらった気がするけど、どこにあるか分からないや。字も小さくてたくさん書いてあるから、読むのが面倒だな。

 分かる。すごく分かる。僕も5年前に引っ越しをしたときは読んでなかったっけ。でも契約書をしっかり読んでいるかどうかが、賢い消費者か、だまされる消費者かの境界線なんだ!

 特に「原状回復」や「敷金の精算」についての部分は要チェック!例えば、「壁紙の汚れは借主負担」とか書かれている場合、どこまでが負担になるのかしっかり確認しよう。法律上、普通に住んでてできる傷や汚れ(経年劣化)は大家負担になることが多いから、余計な請求をされないように、契約内容を把握しておくのが大事だね。

【余計な請求をされやすいことリスト】

原状回復費用の水増し・・・「クロスの変色」「畳の日焼け」「フローリングの細かい傷」など、普通に生活していたら付くような傷や汚れは、本来大家さん負担。

ハウスクリーニング費用・・・「エアコン清掃」「換気扇の分解洗浄」「床ワックスがけ」「洗面所の水垢の除去」などをまとめて高額請求されるケースもある。入居時にすでに支払っているのに、二重請求されることがないように気を付けよう。

設備・備品の修理費・・・「エアコン」「給湯器」「網戸」「ドアノブ」は、本来大家さん負担になっていることが多い。

敷金の不当な差し引き・・・本来返ってくるはずの敷金が、「修繕費」「管理費」「鍵交換費」などの名目で差し引かれていないかをチェック。

ちゃい先生
ちゃい先生

高額な退去費用の交渉するときは、

「国土交通省のガイドラインに沿っていますか?」

と聞いてみよう!もちろん自分でガイドラインを事前に読んでおいて、理論武装をしておくといいね。

住宅:「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(再改訂版)のダウンロード – 国土交通省

より引用(2023年2月24日時点)

部屋を片付け終わったBさん
部屋を片付け終わったBさん

思い出の詰まった部屋だからね!記念に1枚残しておいてもいいかも!

 思い出も大事!でも今回はそこじゃないかな(笑)

 これは入居時も退去時もやっておいたほうがいい。スマホでいいから、壁や床、キッチン、バスルームなどの状態を写真や動画に記録しておこう。特に入居したときから傷や汚れがあった部分はしっかり撮っておくこと。もし「ここ傷ついてるから修理費払ってね」と言われても、「入居前からありました!」と証拠を見せれば、不当な請求を防げるよ。

掃除が面倒なCさん
掃除が面倒なCさん

掃除か…。引っ越しって忙しいし疲れるから面倒だな。どうせハウスクリーニング費用を払うんだから、業者に任せておけばいい気もするなぁ。

 面倒でも、大切な資産を少しでも守るためだと思って頑張ろうね!

 できる範囲で掃除しておくと、クリーニング費用を削減できる可能性があるよ。ホコリやカビを落としたり、壁の小さい汚れを消したりするだけでも違う。あと、画鋲の穴くらいなら、パテで埋めておけば「補修費」として請求されるのを防げることもある。とにかく「できるだけきれいにしておく」って意識が大事!

 最近では、100円ショップやオンラインショップにも掃除の便利グッズがたくさんあるから、安く簡単に掃除できるよ。

退去の立ち会いをする前のDさん
退去の立ち会いをする前のDさん

いよいよ退去立ち会いだ。でも知らない人と話すのは怖いし、交渉も自信がないな。

 退去するとき、管理会社や大家と一緒に部屋の状態を確認する「立ち会い」があるよね。そのとき、サラッと流されないように、気になる点はしっかり確認しよう。悲しいことに高圧的な業者もいたりするから、Dさんのように交渉に自信がなかったり、怖いと思う人は複数人で立ち合会いに臨むのも一手だ。

 「この汚れは修繕費かかるんですか?」とか「この傷って普通に住んでてついたものだから負担なしですよね?」って感じで、疑問があればどんどん聞いたほうがいい。あと、その場で納得できない請求があったら「一旦保留にして、後日確認させてください」って言うのもアリ。

 一番良くないのは、料金見積もりも何も見ず、その場で書類にサインをすること!金額の提示を受けてから、費用の承諾するべきだ。サインすることは義務ではないし、もっと言えば退去に立ち会うことも義務ではないよ。最近は立ち会いなしでの退去ができるパターンもあるけど、不当な請求をされないためにも、僕は立ち会いすることをおすすめする!

 今回は退去時の料金を安くする方法4つを勉強したね。前回の契約の話と同様、どれも専門知識や、会話のテクニックは必要なく、知っていれば料金を安くできる可能性がある方法ばかり。

 4つを意識しておけば、無駄にお金を取られるリスクはかなり減るはず。引っ越しって何かとお金がかかるし、払わなくていいものはしっかり防ぎたいよね。少し手間だと感じる人もいるかもしれないけど、この手間を惜しまなかった人は、みんなの資産形成に、少しでも参考になれば嬉しいよ。

今日のまとめ

引っ越しの退去費用は安くできる!学んだことを実践して、賢い消費者になろう!(前回に続いて2回目)

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