大学生必見!奨学金のメリット・デメリットと返済のポイント【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.22

ちゃい先生
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大学進学を考えている人なら、一度は「奨学金」という言葉を聞いたことがあるよね。「学ぶためのお金を借りられるなんて便利!」と思うかもしれないけど、ちょっと待って! 実は、奨学金にはメリットもあるけど、借り方を間違えると社会人になってから大変なことになるんだ。今回は、奨学金の仕組みや注意点をわかりやすく説明するよ。

このブログを読み終えると…

  • 奨学金の種類とメリット・デメリットが分かる。
  • 返済計画の立て方と注意点

奨学金のメリットと種類

ちゃい先生
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ずばり!

学費の負担を軽くできる!

家計の事情で進学を諦めなくて済む!

低金利(または無利子)で借りられるものもある!

 日本で代表的な奨学金は、日本学生支援機構(JASSO)のもの。これには大きく分けて2種類あるよ。

給付型奨学金(もらえる)

 これは返さなくていいタイプ! ただし、成績や家計の条件が厳しいから、誰でももらえるわけじゃない。

貸与型奨学金(借りる)

 こっちが「借金」になるタイプ。さらに次の2種類がある。

  • 無利子(第一種) → 返す必要はあるけど、利息はゼロ。
  • 有利子(第二種) → 利息付きで借りるから、返済総額が大きくなる。

 大学生活を充実させるために奨学金を利用する人も多いけど、借りる前にしっかり考えることが大事だね!

奨学金のデメリットとリスク

ちゃい先生
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「奨学金を借りたら、卒業後に地獄を見た…」なんて話も珍しくない。ここでは、知っておくべきリスクを紹介するよ。

社会人になってからの返済がキツい

 たとえば、大学4年間で400万円借りた場合、月々1万5,000円~2万円を10~20年かけて返済することになる。新卒の給料が月25万円くらいだとすると、生活費や家賃を払うだけでカツカツになることも…。大学生でアルバイトをしている人からすると「25万円も?!大金!」って思うかもしれないけど、社会保険料や税金(住民税+所得税)を差し引くと、残るのは17~18万くらい。一人暮らしをして家賃や光熱費、食費などを払うことを考えると、月々の返済はなかなかに大きな負担になる。

返済が遅れると信用情報に傷がつく

 奨学金を返せなかったらどうなるの? 実は、クレジットカードの滞納と同じ扱いになるんだ。「ブラックリスト」に載ると、

  • ローンが組めない(車・家など)
  • クレジットカードが作れない
  • 携帯電話の分割払いができなくなる といった影響が出る。

 キャッシュレスが主流になりつつある現代で、クレジットカードが作れなくなるのは生活に支障を来すこともあるよね。

途中で大学を辞めても返済義務は残る

 「やっぱり大学が合わなかったから中退しよう…」となった場合でも、借りた奨学金は全額返済しなきゃいけない。つまり、大学に行かなくても借金だけは残るってこと。

奨学金を借りる前に考えるべきこと

ちゃい先生
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奨学金は便利だけど、ちゃんと計画的に使わないと後悔することになる。じゃあ、どうすればいいのか?

返済シミュレーションをしてみる

 「借りるのは簡単だけど、返すのは大変!」だから、奨学金を借りたら卒業後にどれくらい返済しなきゃいけないのか、事前に計算してみよう。

【例】大学4年間で400万円借りた場合

無利子(第一種)15年返済

➡ 毎月の返済額:約2万2222円 ➡ 返済総額:約400万円

有利子(第二種)1.5%、15年返済

➡ 毎月の返済額:約2万5,000円 ➡ 返済総額:約450万円(利息分含む)

 年利1.5%を侮ってはいけない…。投資だけでなく、奨学金(借金)の場合にも複利の力が働いているのが分かる。やっぱりできる限り無利子で借りて、返済額を減らすことが、将来の自分への何よりの投資だね。

できるだけ借りる額を少なくする

 バイトや節約を頑張れば、借りる額を減らせるかもしれない。給付型奨学金や学費免除の制度もチェックして、なるべく負担を減らす努力をしよう!

返済のことを意識して学部や進路を考える

 「とりあえず大学に行こう!」じゃなくて、「卒業後にちゃんと働けるか?」を考えることも大切。せっかく大学を出ても、就職が難しい業界や低賃金の仕事だと、奨学金の返済が大きな負担になってしまう。

まとめ:大学生のみんなへメッセージ

 奨学金というシステムは、どんな経済状況の人でも高等教育を受けることができるようにするための素晴らしいものだ。僕も学生時代はこのシステムに支えてもらって今がある。

 しかし、間違いなく奨学金(給付型を除く)は「将来の借金」だ。奨学金を借りなくても大学生活を過ごすことができる選択肢があるのであれば、借りないに越したことはない。これは断言できる。

 それでも「ちょっとでもお金に余裕のある大学生活を謳歌したい」と思う人もいるだろう。それならば、まずはお金を手にしたときの「貯め方」「増やし方」「稼ぎ方」「使い方」「守り方」を勉強しておこう。特に大学生活には、今まで高校生の僕たちが経験してこなかったような誘惑もたくさんある。その生活の中でも、大切な今の君の資産、そして将来の君や家族の資産を守り切ることができるだろうか?このブログは、そんなお金と向き合おうとしている若いみんなや、その家族の味方でありたい。これからも一緒に勉強していこう。

 読者のみんなには、お金としっかり向き合って、お金で失敗しない大学生活を過ごしてもらえたらうれしいな!奨学金が君にとって、敵ではなく、大きな味方になりますように!

今日のまとめ

まずは給付型奨学金をチェック

借りるなら、返済計画を立てる

将来の収入と返済額のバランスを考える

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