「18歳になって、高校も卒業したしクレジットカード作ろうかな?」って思ってる人多いんじゃないかな?
クレジットカードがあれば、現金がなくても買い物ができて便利だよね。でも、ちょっと待って! クレカは「借金」とも関係が深いものなんだ。使い方を間違えると、気づかないうちに「悪い借金」を抱えてしまうことも…。
でも、世の中には「良い借金」と「悪い借金」がある。うまく活用すれば、借金も人生のプラスになるんだよ。クレジットカードを作る前に、借金の本当の意味について、一緒に考えてみよう!
やっぱり人からお金を借りて、返せなくなったときに迷惑がかかるからじゃないかな?
Mさんみたいに、高校生になるまでに正しい倫理観を持てていればきっと借金で失敗してしまうことはないだろうね!Mさんの言う通り!でもお金を貸すということは、日本でも古くは室町時代ごろから発達してきたれっきとしたサービス業の一つなんだ。お金を借りること自体は決して悪いことではない。
では何で「借金をしてはいけない」と言われるんだろう?それは借金には「悪い借金」と「良い借金」があるからなんだ。
【「悪い借金」の例①】
生活費が足りなくなって、消費者金融でお金を借りる
要するに計画性無くお金を使った結果、お金を借りるというのは「悪い借金」の典型例だ。足りないから借りたお金はなかなか返すことができない。「1回だけ」と決めていても、泥沼にはまって何度も借り続け、借金が膨れ上がってしまう人が後を絶たない。
何よりタチが悪いのは「利息(金利)」だね。10万円未満の借金の金利は、1年で20%と定められているけど、5万円を借りたら、1年後に返済するときには+1万円で6万円に膨れ上がっている。次の年は6万円に20%の利息が付くから、7万2000円を返済しないといけない。「複利」というのは味方につけると強い味方。でも敵に回すと自分の身を滅ぼすことがあることを忘れないようにしたいね!
読者のみんなには、やっぱり「収入の範囲内で生活」できるようにしてほしいな。
【「悪い借金」の例②】
計画性無く、クレジットカードを使ってしまう
キャッシュレス化が進んで買い物にとても便利な世の中になった。でもお金が「目に見えない」ことで、預金口座にあるお金より多くのお金を使ってしまうことには十分気をつけたいね。
クレジットカードの金利は、消費者金融での借金ほと高くないけど、特に気をつけたいのが「リボ払い」だ。いくら使っても毎月の支払額がほぼ一定で、一見借りる側にとってはとっても良さそう…。でもこれが大きな落とし穴!利用する期間が長くなるほど「手数料」が発生する!長い時間をかけてゆっくりお金持ちになることを目指している人ほど、手数料とはなるべく距離を置くようにしよう!
借金は怖いな…。絶対に将来借金はしないようにしよう…。
ここまでの話で、Mさんのように借金を「怖いもの」「悪いもの」だと感じた人が多いんじゃないかな。でも初めにも話したように、「良い借金」もあるんだ。
【「良い借金」の例】
新しい事業を立ち上げるために、銀行からお金を借りる
もちろん借りる以上は返済の計画を立てないといけない。でも自分では準備できない大きな金額のお金を銀行から借りて、そのお金を元手に事業を始めることで、大きな成功を収めている起業家がたくさんいることも事実なんだ。むしろ大きな成功を得るためには、少なからず「リスク」を取る必要がある。その「リスク」を自分や家族がどこまで許せるのかは、しっかり考えてからお金を借りるようにしようね!
お金を借りるというのは、「リスク」をかかえるということ。でもそのリスクが「ゆっくり時間をかけてお金持ち」になるために必要なものなのか、はたまた欲を満たしたり、その場をしのいだりするだけのものなのか、冷静に見極めることができるようになったらホンモノだね!
これからも一緒に金融リテラシーを高めるための勉強をしていこう!
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