中学生の夏休みに多い「課金トラブル」 〜国民生活センターのデータから〜【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.50

【この記事のポイント】

✅課金トラブルの対処法が分かる。

消費者の権利と責任について知ることができる。

ちゃい先生
ちゃい先生

今年の夏休みも終盤を迎えたね。楽しい思い出ばかりだったら最高なんだけど、この時期になると、相談が絶えないのが「課金」の問題。

「ちょっと課金したつもりが、知らない間に大きな請求に…」
「課金したアイテムが消えてしまったけど、どうしたらいいの?」

こうした相談が、夏休みになると国民生活センターにたくさん寄せられるんだ(国民生活センター:オンラインゲームに関する相談事例)。
今回は実際にあった事例を紹介しながら、「どうすればいいか」を整理していこう。そのうえで、先生として伝えたい「消費者の権利と責任」を一緒に考えていくよ。

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よくある課金トラブルと対処法

1. 親のカードを勝手に使って高額課金した

事実結局どうなるの?どうしたらいいの?
親のカードやアカウントを使って課金してしまう。数万円〜数十万円に膨らむケースも。未成年取消権で取り消せる場合もあるが、「親が同意した」とみなされると取り消せない。・自分名義のカードは使わない
・親と課金ルールを決める
・保護者はパスワードを共有しない

2. 課金したデータが消えてしまった

事実結局どうなるの?どうしたらいいの?
バグや不具合でアイテムやキャラが消える。国センにも多く寄せられる相談。利用規約に「保証しない」と書かれているため、返金・復旧は難しい。・利用規約を事前に確認
・スクショや購入履歴を残す
・不具合があればすぐ運営に問い合わせ

3. 年齢を偽って「20歳以上」と入力して課金した

事実結局どうなるの?どうしたらいいの?
年齢確認で「20歳以上」と偽って課金してしまう。「大人として契約した」と扱われ、未成年取消権が使えない。請求がそのまま残る。・年齢で嘘をつかない
・保護者と一緒に登録
・偽ってしま

残念なことに、オンラインゲームへの課金やトラブルは、中学生であっても取り消せないケースが非常に多いんだ。そのことを理解した上で、課金をしないといけないということだね。

【消費者の権利】「未成年取消権」ってなに?

中学生や高校生など未成年が親の同意を得ずに契約をしたときは、あとから「やっぱりやめます」と契約を取り消せる仕組みがある。これが未成年取消権(民法5条)。だからまだ未成年の中学生は、商品の購入という「契約」の場面でも、守られていることが多い。

たとえばでオンラインゲームに高額課金したときや、怪しい通販サイトで商品を買ってしまったときも、この権利を使って契約をなかったことにできる場合がある(国民生活センターの解説)。

ただし――

  • 親のクレジットカードやアカウントを使った場合は「保護者の同意があった」とみなされ、取り消しが難しい。
  • 年齢を偽って“20歳以上”と入力した場合も、「大人として契約した」と判断され、取消は認められにくい。

👉 未成年取消権は万能ではない。権利は正しく理解し、必要なときに正しく使うことが大切なんだ。

【消費者の責任】君に伝えたいこと

ここからは少し、学校の先生としての個人的に思うことを書くね。

君たちはまだ未成年で、守られる仕組みがある。けれど「守られているから何をしても大丈夫」ではないんだ。僕からは3つのアドバイスをしたい。

  • アカウントやパスワードを自分でしっかり管理しよう。
  • 「同意します」を何も考えずに押さないようにしよう。
  • 「少しくらいなら大丈夫だろう」と軽く考えず、必ず保護者の同意を得よう。


オンラインゲームに限らず、お金や契約はこれからの人生でずっとつきまとう。今のうちに“責任ある消費者”としての姿勢を身につけることが、将来の自分を守る力になるんだよ。この記事を思い出して、お金の失敗を繰り返さないようにしてほしいな。せっかくの楽しい夏を、楽しい思い出だけで埋め尽くしてほしいと思ってる!

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