ビットコインが上がるときってどんなとき?暗号資産(仮想通貨)と世界情勢のつながりとは【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.35

※この記事は、特定の投資商品を勧めるものではありません。投資判断の一例を紹介していますが、投資は自己判断で行いましょう。

↓暗号資産(仮想通貨)の全体像から学びたい人におすすめ↓

暗号資産(仮想通貨)ってどんな世界?ネット上にある“もう一つの街”【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.34

【この記事のポイント】

年表から、世界情勢とビットコインの値動きの関連が見えてくる

ポートフォリオ内の、暗号資産(仮想通貨)の位置づけの一例を紹介!

ちゃい先生
ちゃい先生

「暗号資産(仮想通貨)って、何をきっかけに値段が動くの?」
これは、投資初心者だけじゃなく、けっこう経験者でも迷うポイントだったりする。
僕の友達も「ポートフォリオに入れたいけど、仕組みが読めなすぎて踏み出せない…」ってぼやいてたんだよね。

たしかに、株や債券と違って、暗号資産(仮想通貨)は企業の業績とか配当がないし、値動きが読みにくく感じるかも。
でも実は、過去の値動きと世界の出来事を見ていくと、「こういうときに買われやすい」「こういうときに下がりやすい」ってパターンが見える。あくまで一例だけどね。

今回はその傾向を、ビットコインを中心にわかりやすくまとめてみたよ!

暗号資産(仮想通貨)は「2つの期待」で動いてきた

暗号資産の値動きをざっくりまとめると、こんな感じ。

(1)既存の金融への不安 → 暗号資産に逃げる動き=上がる

(2)暗号資産自体への信用低下 → 売られる=下がる

つまり、これまでの歴史を見ると、「通貨や銀行がダメそうなときの代替手段」として期待されたり、
逆に「この仕組みヤバいかも」と思われたときにガクンと下がったりすることが多かった。

出来事(ざっくり)値動き(円建て)主な理由
2013年初のバブル → 崩壊約1万円 → 約12万円 → 約5万円🟢(1)注目されて買われる → 🔴(2)マウントゴックス崩壊で信用失墜
2017年仮想通貨ブーム約10万円 → 約240万円🟢(1)金融の代替として期待されブームに
2018年バブル崩壊約240万円 → 約40万円🔴(2)詐欺的ICOや取引所流出で信用下落
2020年コロナで金融緩和約60万円 → 約300万円🟢(1)「法定通貨やばいかも」→ 逃避資金が流入
2021年テスラ購入・過熱約300万円 → 約770万円🟢(1)大企業参入→期待高まるが…
2022年信頼ガタ落ち約770万円 → 約200万円台🔴(2)LUNA崩壊・FTX破綻→信用崩壊
2023年ETF期待で回復約200万円台 → 約400万円台🟢(1)制度整備・金融商品化への期待
2024年米ETF承認で加速約400万円台 → 約800万円🟢(1)実際に大口マネーが入るように
2025年半減期+最高値更新約800万円 → 約1,500万円超え🟢(1)供給減×機関投資家買いが続き爆上げ

※ドルではなく円ベースで、大まかな値動きを表しています。

たとえば2025年には、過去最高値の1,500万円を突破したビットコインの値上がりが話題になったね。
これは、「半減期による供給減」+「ETF経由での大口資金の流入」が重なったことで、需要と供給のバランスが大きく変化したことが背景にあるよ。
こういうとき、暗号資産は「仕組みとしての強さ」に注目が集まるんだ。

「暗号資産自体」に価値があると思われるときって?

ここが最大のポイント。

暗号資産は、「通貨っぽいけど、システムそのものにも価値がある」ってところが他の資産と違う。
たとえばこんなとき、投資家は本気で注目する。

● DeFiなど、便利な使い道が広がったとき

→ イーサリアムみたいに「このトークンがなきゃ回らない」仕組みができると強い。

● 金融危機やインフレで既存の通貨が信用されなくなったとき

→ アルゼンチンやトルコでは、法定通貨よりステーブルコイン(ドルに連動した暗号資産)を信じる人も増えてる。

● ETF承認や大企業の導入など、制度的な信用が上がったとき

→ 最近の爆上げ(2024年)はここ。アメリカのETF承認がトリガーだった。

ちゃい先生の資産形成

暗号資産は「急に跳ねる」けど「急に下がる」リスクも大きい資産。
でも、値動きのきっかけが読めれば、株や債券とはちがう動きをする分、分散投資の一部としては優秀だと思ってる。

たとえば、僕はこうしてる!

  • 資産全体の5%だけビットコインやイーサリアムに入れておく。資産の大半を暗号資産(仮想通貨)に突っ込むと、大きな値下がりをしたときに、弱気になってしまう…。
  • DeFi系やNFT系など、暗号資産(仮想通貨)世界の発展に役立つトークンを少しだけ持つ。「資産の一部で未来にかける」って感じで取り入れやすいかも。

おわりに

暗号資産は「なんとなく怖い」「ギャンブルっぽい」と思われがちだけど、
世界情勢と値動きをセットで見ていくと、意外とロジックがあることがわかってくる。

「何があると上がるのか」「何があると下がるのか」
そこをつかめば、暗号資産はむしろ“変化に強い資産”としてポートフォリオに組み込めそうだね。

暗号資産(仮想通貨)に限らずだけど、資産全体のポートフォリオを見て、バランスよく、その金融商品を保有する理由を自問自答しながら資産形成をしていくと良いんじゃないかな!

我が友よ、これで一歩踏み出せそうか?(笑)
この記事が「知ってから始める」きっかけになればうれしい!

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