

先日、6月のボーナスを目の前にして、恐怖の通知が届いた。
住民税の納付書だ…。
社会人になって6年。毎年6月にやってくるにも関わらず、毎年のように驚いている。「せっかくボーナスが入るのに、住民税を一括納付したら手残りが少なくなっちゃう…」なんて感じてる同志はいないだろうか?(給料から天引きされている人も多いと思う)
所得税、住民税、社会保険料、年末調整、確定申告…。
今回は「結局、一年間でどんな税金をどのくらい支払わないといけないの?」と感じているあなたに読んでもらいたい記事です。税金に強い社会人になろう~!。
- 年収:530万円(うち月給約35.8万円×12か月 + ボーナス100万円)
- 雇用形態:正社員(会社員)
- 居住:一人暮らし・独身
- 扶養なし・持ち家なし・車あり
- 所得控除:ふるさと納税(副業なし)
※おおよそ去年の僕(教員5年目)の数字を参考にしています。
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【大学生向け】教員の給料って実際どう?27歳・公立中学校教員が語るリアルな手取り・ボーナス・資産形成の可能性【3分で読める】学校では教わらないお金の話 VOL.30
年収530万円教員の「1年間の税金カレンダー」
月 | 支払う税金・手続き | 内容とポイント | 年間額(目安) |
---|---|---|---|
4月 | 固定資産税(※なし) | 持ち家がなければ関係なし | ― |
5月 | 自動車税(車ありなら) | 1.5Lクラスの普通車と仮定。納付書が届く | 約36,000円 |
6月 | 住民税の通知 | 前年の所得に応じた額。 | 約22.5万円 |
7月 | 共済組合費の天引き継続 | 健康保険・年金・介護保険などが「共済組合費」として引かれている。一般的なところでいう「社会保険料」だね。 | 年間約72〜75万円 |
8月〜 | 給与天引き(所得税など) | 所得税が毎月引かれる | 所得税:約14万円 |
10月 | みんなが「ふるさと納税」に本腰を入れ始める | ワンストップ特例を使えば確定申告不要 | 控除額:数万円可 |
11月 | 年末調整の準備 | 保険料控除・扶養控除などを記入。封筒で配られる例も | ― |
12月 | 年末調整(所得税の還付) | 払いすぎた分の所得税が戻ってくる(月給や手当が変動した場合など) | ±0〜1万円 |
1月 | 確定申告の準備(該当者) | 医療費が多かった人や、寄付控除を申告したい人は準備開始。あと投資で損益が出た人はやっておくといいね! | (人による) |
2月 | 確定申告 | ふるさと納税でワンストップ特例を使わなかった場合はこのタイミングで | 還付:数千円〜 |
3月 | 確定申告の締切(3/15) | 忘れずに提出して、払い戻しを受けよう | ― |
年収530万円教員の税金を発表!
税金の種類 | 年間負担額(目安) |
---|---|
所得税 | 約14万円 |
住民税 | 約22.5万円 |
共済掛金(健康・年金等) | 約72〜75万円 |
自動車税(普通車) | 約3.6万円 |
合計 | 約113〜115万円 |
👉 年収530万円に対して、税金と社会保険で約21.5%消えてる計算になる。国民の義務だからしかたない!けどボーナスから引くのだけは許してくれぇ(笑)
※「所得税」は累進課税だから、年収によって課税率は変化するよ!
「払う時期と金額を知る」だけでも、お金の悩みが減る
投資の世界ではよく言われることだけど、人は利益を得る喜びよりも、同じ額の損失を被る痛みの方を強く感じる。(損失回避(ロスアバージョン / loss aversion)って言うんだって。)
ボーナスに期待感を持っていたのに、住民税の納付書に絶望してしまった僕のようにならないためには、「どんな税金を、どれだけ支払わないといけないのか」を知っておくことが大切だ。
そして基本的なことだけど、家計管理や資産形成をするときは「年収」ではなく、「手取り」で計算することがマスト!!「年収」を当てにしすぎると、予想以上に使えるお金が少ないことにショックを受けてしまう。
「使えるお金」を正確に把握するためにも、「税金カレンダー」を定期的にチェックしておこう!日本に住む以上、税金からは逃れられない…。「なんで税金がこんなに高いんだ!」と嘆く前に、自分の収入を正確に把握するところから始めたいね。そのうえで「それでもやっぱり税金が高い!」と思ったら、国民としての権利を行使するのみ(選挙に行こうぜってこと!(笑))。
他にもお金に関する悩みがあれば、コメントで教えてほしいな!みんなの声を記事にして一緒に解決していけたらうれしいよ。
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